※「白竜の花嫁」シリーズについてのお知らせ。

一迅社文庫アイリスさんより、七巻まで出ていた「白竜の花嫁」シリーズについてのお知らせです。

※重要なお知らせなので、しばらくブログのトップに置いておきます※

実は、白竜シリーズの続刊(8巻以降)をアイリスさんで出すことが難しくなりました。
難しいというより、現状では無理ということです。
数字的な問題というよりは、別の理由によるものです。(数字的にも決して楽観視はできなかったのですが……)

このシリーズは、予定調整をはじめとして色々難しい問題を抱えてました。
作品の傾向と少女小説のトレンドの相違、ページ数の問題などなど……。
たくさんの話し合いなどの末、編集長にもご相談したのですが、最終的に「アイリスさんで白竜シリーズを担当できる編集さんがいない」という状況になってしまいました。
正直に申し上げると、白竜シリーズは「原稿があがってるが、本が出ない」という状況がだいぶ長く続いていました。
むろん、本というのはたくさんの方のお力を借りて出すわけなので、原稿があがったところですぐに出せるわけではありません。

ただ、自分の気持ち的には、できることはすべてやったと思います。シリーズということもあって、白竜は最優先でやりました。

しかしそれでもどうにもならず、様々な理由で、立ち上げのときからお世話になっていた担当さんが変わることになりました。
そして最終的に、「作品の内容をトレンド意識で変えてください、次で打ち切りかもしれないから」というような提案をされ、私はそれを受け入れることができませんでした。
読者さまに楽しんでもらえるよう最大限努力するのは当たり前のことです。トレンドを気にするのも当然です。
でも、トレンド(明るい・楽しい・コメディ・溺愛など)と白竜シリーズの傾向はある意味真逆です。がんばっても、トレンドに寄せきれないのです。
打ち切りはすごく怖いです。でも、作品の傾向や積み上げてきたものを無視するのは違う。それは作品や読者さまに対して誠実ではないと思いました。

 

自分がなんとかがんばればいいと思っていたのですが、限界がきてしまって、編集部さんと話し合った結果、シリーズを担当してくれる編集さんがアイリスさんにいない(交代先がいない)、となりました。
もともと白竜は企画立ち上げのころから難色を示されていたり、四巻五巻の内容や構成でだいぶ話し合いが必要だったりと結構紆余曲折あったシリーズなので、アイリスさんの求めるものと異なるにもかかわらずここまで書かせていただけたことはありがたいことだと思います。
白竜シリーズのような傾向は、いまの少女小説全体で見ても需要という面などから難しいものであるとのことでした。
それでも読んでくださる方がいたからこそ続けられました。読者さまには感謝しかありません。
こんなお知らせをすることになって本当に申し訳ないです。

八巻の内容も自分の中では決まっていて、いまから書けと言われたら喜んで書くのですが、いまのところ場所がないです。

このまま打ち切りみたいなのは絶対にいやですし、自分でもすごく気に入ってて完結まで書きたいので、なんとかならないか模索しているところです。
自分の気持ち的にはまったくあきらめておりません。
ですがラノベ全体が厳しい状況なので、シリーズを引き取ってくれるところもなかなか見つからず……。
(このシリーズは七冊まで本として出したものなので、ウェブ公開系はためらっています)

今後、新作などが出るとは思いますが、決して白竜シリーズを放棄したわけではないことだけをご理解いただけたら幸いです。
本当にごめんなさい。
気持ちとしては、すごく書きたいです。

※白竜シリーズにもなにかしらよいご縁があるかもしれないので、永野の新作なども手にとっていただけますと幸いです。
今後の作家活動そのものにも関わってくるものですので、どうぞよろしくお願いします。